【FIRE早期達成のカギ】今すぐ節約に取り組むべき理由と具体的な節約方法

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節約する理由と方法-アイキャッチ

FIREを早期に実現するためには、生活コストを削減することがとても重要です。

とはいえ、FIREやお金に困らない生活に憧れながらも

  • 給料のほとんどを使ってしまい、貯金もままならない。
  • 貯金が精いっぱいで投資する余裕なんてない。

というように節約に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?

今回の記事ではそんな方々に向けて、

  • なぜ節約や生活コストの削減がFIRE早期達成に重要なのか
  • 具体的に生活コストを下げる方法

を筆者が丁寧に解説していきます。

目次

生活コストの削減が必要な理由:3つ

資産の形成スピードを加速させるため

日々の支出を抑え、浮いたお金を投資に回すことで、資産をより早く増やせる可能性が高まります。
例えば、月3万円支出を抑えて、それを年利7%で10年間積立運用した場合、10年後には500万円を超える資産を形成することができます。

FIRE達成のための目標額を抑えることができる

生活コストを抑えることで、FIRE達成に必要な資産額を削減でき早期にFIREを達成できます。
逆にいうと資産からの収入が生活コストを上回らない限り、永遠にFIREを達成することはできません

例えば「4%ルール」に基づけば、年間必要コストの25倍の資産が必要ですが、年間コストを100万円削減することができれば、単純計算で必要な資産目標額を2500万円も減らすことが可能です。

この4%ルールには税金や社会保障費が考慮されていないので、実際には単純に2500万円目標額を減らせるわけではありません。

詳しくはこちらの記事をチェックしてください!

リタイア後の資産枯渇リスクを軽減できる

日頃から支出を抑える習慣を身につけておくと、目標資産額を達成してリタイアした後も無駄な出費を抑えることができ、資産を長持ちさせることが可能です。

生活コストを抑える方法

まずは支出を分類する

大きく分けると、家計の支出は固定費変動費に分類できます。

  • 固定費
    毎月もしくは定期的に発生し、その金額がほぼ一定で変動しない支出
    • 例…家賃、水道光熱費、通信費、保険、自動車ローン、Netflixなどのサブスク費用など
  • 変動費
    支出額が毎月変動する費用
    • 例…食費、被服費、交際費、趣味・娯楽にかかる費用、医療費、日用品にかかる費用など

固定費と変動費はさらに、投資・消費・良い浪費・悪い浪費に分けることを筆者は推奨しています。

  • 投資
    将来的にリターンを得るためにお金を使うこと
    自己投資のように稼ぐ力を直接的に高めるための費用だけでなく、筆者は教養を深めるために使うお金も投資に含まれると考えています。
    • 例…プログラミングを勉強するために書籍を買う、食洗機などの時短家電を購入する、定期的に歯科検診に通うなどの健康への投資、教養を深めるために歴史や政治経済を学ぶ書籍を購入するなど
  • 消費
    生活のために必要なお金を使うこと
    • 例…自炊にかかる食費、家賃、水道光熱費、通信費など
  • 良い浪費
    自分の人生を豊かにするための出費
    筆者は旅行や趣味にかかる費用などをこのカテゴリーに分類しています。
  • 悪い浪費
    見栄を張るためや世間体を気にしての出費や、衝動買いなど一時的な満足を得るための出費

良い浪費と悪い浪費の違いは、人それぞれの価値観によって異なりますが、お金を払う前に自分の胸に手を当てて、本当にお金をかけてまで買うべきものか、それが本当に自分や自分の大切な人の心や人生を豊かにしてくれるかどうかをよく考えることが大切だと思います。

筆者の場合、主な出費を分類してみると、以下のような結果になりました。

固定費変動費
投資ブログ運営にかかる費用書籍代
消費家賃、水道光熱費、通信費食費(自炊)、被服費、交際費、医療費、日用品
良い浪費Netflixなどのサブスク費用海外旅行など趣味・娯楽にかかる費用、本当に好きなお店での外食
悪い浪費保険、自動車ローンコンビニ、ギャンブル

繰り返しになりますが、あくまでも良い浪費と悪い浪費の判断は個人の価値観によります。
例えば車を愛する人にとっては自動車にかかるお金は良い浪費になると思いますし、特に映画が好きでもないのに惰性でNetflixを契約している場合は、サブスク費用は悪い浪費になるでしょう。

固定費を優先的に見直す

固定費は、一度見直すと毎月継続的に節約効果が表れるので、生活コストを抑えるには優先して固定費の見直しを行いましょう。

また固定費の中には、削減しても普段の生活満足度にほとんど影響を与えないものがいくつもあります
例えば無駄な保険を解約したり、格安SIMに切り替えたりしても生活の質はほとんど変わりません。
こちらも積極的に固定費の見直しを行うべき理由の一つです。

家賃

賃貸の場合、住むエリアを見直したり、生活に必要十分な広さの部屋に引っ越すことで家賃を抑えることができます。
一方で、郊外に住むことで自家用車が必要になったり、通勤に長時間かかるようでは意味がありません。
したがって、総合的に判断することが大切です。

筆者の場合、会社まで徒歩30分程度の場所にある1Kの部屋で、夫婦2人で暮らしています。
個室もなく、決して広いとは言えませんが、もともと物欲があまりなく物が少ないため、特に不自由を感じることなく生活できています。

ローン返済など自動車にかかる費用

自動車には、車両価格だけでなく、税金、保険、ガソリン代、車検、駐車場代など、さまざまな場面で費用がかかります
維持費だけでも年間30万~50万円ほど必要です。
従って都市部など電車で十分生活できる環境であれば、自動車の購入は避けるべきだと考えます。
郊外や田舎などで車が必須の場合でも、よほどの車好きでない限り、中古車や軽自動車の購入を検討することをおすすめします。
なお筆者は都市部で生活をしているため、車は所有しておりません。

保険

日本の医療保険制度は非常に充実しており、医療費の自己負担額は原則として3割です。
さらに、高額療養費制度があるため、高額な医療費がかかった場合でも、1か月あたりの医療費が一定額(自己負担限度額)を超えた分は払い戻しを受けることができます。
この自己負担限度額は、所得や年齢に応じて異なりますが、数万円から十数万円程度が目安です。
したがって、筆者は民間の医療保険の必要性を感じておらず、加入していません。

個人年金保険については、保険会社に高い手数料を支払って将来の年金を積み立ててもらうよりも、自分でつみたてNISAやiDeCo、その他の投資を活用して資産を形成し、将来に備える方が効率的なので、加入していません。

生命保険についても、子供がいないため、加入していません。

筆者が唯一加入しているのは、賃貸契約時に加入が必須だった火災保険と、自転車事故に備えた個人賠償責任保険のみです。
火災保険については、不動産屋が紹介してきた保険が割高だったため、自身で県民共済の保険に加入し、保険料を月数百円程度に抑えています。
自転車の個人賠償責任保険については、万が一対人事故を起こした場合、数百万円から最悪で数千万円の賠償金が発生するリスクがあるため、県民共済の火災保険の特約で付帯しています。

筆者は、日頃の貯金や資産形成、また国の制度で対応できるリスクに対しては一切保険をかけないようにしています。
必要以上に保険にお金をかけるくらいなら、その分を全て投資に回すべきだと考えています。

通信費

格安SIMに切り替えたり、自宅のインターネット回線業者を見直すことで、固定費を抑えられる可能性があります。

筆者は楽天ポイントを貯めていることもあり、楽天モバイルを利用しています。
月3GBのプランで月額980円です。
通勤は徒歩なので、通勤中にネットを使うことはほとんどなく、ネットは基本的に自宅でパソコンを使って行っています。
そのため、スマホのデータが不足したことは一度もありません。
通話についても、ほとんどはLINEで済ませているため、通話料金もほとんどかかりません。

水道光熱費

エネチェンジなどで各社の料金を比較し、乗り換えることで、これまでよりもガス・電気代を抑えられる可能性があります。

水道代については、節水シャワーヘッドに付け替えると、節水になるだけでなく、水圧も強くなるのでおすすめです。
一度ヘッドを交換するだけで自動的に節水ができるため、普段から節水を意識する必要がない点が良いです。

サブスク費用

利用していないサブスクサービスは解約しましょう。
筆者は映画が好きなので、NetflixとDisney+に加入しています。

変動費の節約方法

変動費は固定費と比べると額が相対的に少なく、また削減できたとしても、固定費のように毎月一定の効果をもたらすわけではないため、節約の効果は固定費に劣ります。
一方で、変動費においても節約や倹約を意識することで、投資の元手を生むことができるので、ストレスを感じない範囲で取り組みましょう。

食費

外食はどうしても割高になるのと、塩分や糖分が多くなりがちなので、節約と健康のためになるべく自炊をすることをおすすめします。

また、ふるさと納税を利用して食材を調達すれば、さらに食費を抑えることができます
筆者は夫婦でふるさと納税を活用し、お米を受け取っているため、スーパーなどでお米を購入することはほとんどありません。

筆者は基本的に自炊をしており、外食は2月に1回程度です。
お酒は健康に良くないことに加え、もともと酒に強くなく、飲むと翌日のパフォーマンスに影響が出るため、普段は一切飲みません。
その分、旅行をしたときにはレストランなどでその土地のグルメやお酒を楽しむようにしています。

また、普段の食事の満足度を上げるために、調理器具にはこだわり、調味料も多少高くても良いものを使うようにしています。
調理器具で言うと、ホーロー鍋のSTAUBや極フライパンなどがおすすめです。

交際費

会社の飲み会について、現在働いている企業で出世して収入を増やしたい場合、新たな学びや情報が得られそうな飲み会や、上司・同僚との関係を築くための飲み会には、ある程度出席しても良いと思います。
どこまでいっても、能力だけで出世や異動の希望が決まるわけではなく、どこかで人との繋がりやコネクションが出世に影響を及ぼすものです。

一方で、同じメンバーと頻繁に交流しても、回数を重ねるごとに得られる情報量や関係性を築くための効果は次第に薄くなってくるため、頻度についてはある程度セーブすべきだと思います。

出世に興味がなく、飲み会の時間があるなら副業に自分の時間を投下し収入を増やしたいという方は、会社の飲み会をスキップしても全く問題ないと思います。

友人との飲み会については、外で飲むのではなく、ホームパーティーに切り替えることで費用を大きく減らすことができます
筆者は会社の忘年会や歓送迎会には適当な理由をつけて2回に1回程度しかいかないようにしています。
また友人の数が非常に少ないので、年に数回しか友人と飲むことはありません。

被服費

おしゃれやブランド品が大好きで、それを生きがいにしている人でない限り、服を購入する際は、シンプルで流行に左右されにくいデザインや、機能性の高いアイテムを選ぶことをおすすめします。
また、着なくなった服や、年に数回しか着ない服は、フリマアプリなどで売却するのも良い方法だと思います。

筆者は、海外旅行用にアウトドアブランドの速乾性の高い服や、雨風に強いジャケットなどを購入することはありますが、もともとおしゃれには興味がないため、おしゃれを目的として服を買うことはありません。

書籍代

せっかく高い税金を払っているのですから、積極的に図書館を利用しましょう
筆者は本だけでなくCDも図書館で借りており、サブスク音楽サービスなしでも快適な生活を送っています。

コンビニ

コンビニの商品は割高なので、利用を控えましょう。
筆者は普段からジュースやお菓子を食べないため、コンビニを利用するのは、フリマアプリで売れた商品を発送する時や、コンサートなどのチケットを発券する時くらいです。

変動費節約のモチベーションを維持するには

筆者は、外食をほとんどせず、お酒も飲まず、飲み会にもあまり参加しないため、変動費の出費がかなり少ないと自負しています。
特に何かを我慢したり意識したりしているわけではありませんが、出費が少ない理由を自分なりに分析した結果、以下の特徴があると言えます。

  • できるだけお金を使わずに欲求を満たしたり、問題を解決したりすることが好き
  • 思い入れのない人たちのためにお金を使うことが好きじゃない
  • 友人が少ないことが良いことだと思っている

上記の様な思考を持って行動すると、おのずと変動費を節約することができます。
変動費節約のモチベーションを維持するために必要なマインドについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

まとめ

FIREの早期達成には、日々の支出を抑え、浮いたお金を投資に回すことが重要です。
特に固定費の見直しは節約効果が高く、家賃や保険、通信費などを削減することで長期的に生活コストを減らせます。
また、支出を投資・消費・良い浪費・悪い浪費に分け、自分の価値観に基づいて必要な出費かを見極めることが大切です。
こうした工夫により、資産形成を加速させるとともにFIRE達成に必要な資産額を減らすことができます。

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