FIREを目指す方にとって、無駄な出費を抑え、日々の生活費をできるだけ削減することは非常に重要です。
そのうえで、必要な出費をクレジットカードで支払い、ポイントを貯めることで、さらなる節約が可能になります。
今回の記事では、クレジットカードの選び方のポイントと、筆者おすすめの年会費無料クレカを紹介します。
クレジットカード選びのポイント
ポイントの使いやすさ
いくらポイント還元率が高くても、貯めたポイントが普段使うサービスや店舗で使えない場合、そのカードはおすすめできません。
また、ポイントの利用先がコンビニや外食チェーン、キャリアスマホの料金など、もともとの価格が割高なサービスに限られている場合も要注意です。
ポイントをもらっても、結局は割高なサービスを利用することになるので、本末転倒です。
ポイント還元率
付与されるポイントが使いやすく、かつ還元率が高いクレジットカードを選びましょう。
目安としては、還元率1%以上が望ましいです。
筆者おすすめのクレジットカード
結論、筆者のおすすめのクレジットカードはこちらです。
メインのクレジットカード
- 楽天カード
楽天市場で大量ポイント還元!
楽天市場で買い物される方に、おすすめです。 - Paypayカード
Yahoo!ショッピングでの買い物で最大5%のポイント還元!
Yahoo!ショッピングで買い物される方に、おすすめです。
サブのクレジットカード
- イオンカードセレクト
毎月20日・30日にイオンやマックスバリュでの買い物が5%オフ! - MUJI Card
毎年自動的に1,000円分の買い物が実質無料に!
代表的な年会費無料クレジットカードを比較
おすすめのクレジットカード4選を詳しく解説
楽天カード
ポイント還元率は通常1%で、貯まるのは「楽天ポイント」です。
楽天カードの最大のメリットは、楽天市場での買い物でポイントが多くもらえる点です。
楽天カードを利用すると、楽天市場でのポイント還元率は通常3%。
楽天銀行で給与を受け取ると +0.5%
さらに、楽天証券で投資信託を購入すると +0.5%
と加算され、合計で4%の還元率になります。
FIREを目指す方の多くはインデックスファンドなどに投資されていると思います。
その投資によってポイントも獲得できるのは、非常にお得ではないでしょうか。
また、「お買い物マラソン」や「5と0のつく日」など、楽天市場で毎月開催されるポイントアップキャンペーンを活用すれば、さらに多くのポイントを獲得することが可能です。
貯まった楽天ポイントは、楽天市場での買い物に使えるほか、楽天ペイを通じてスーパーやドラッグストアなどの実店舗でも利用できるため、使い勝手は抜群です。
各種ポイントアッププログラムで付与されるポイントの多くが付与から翌月末まで有効の期間限定ポイントではありますが、楽天市場での買い物や、日常の買い物での楽天ペイ利用を通じて、特に意識しなくても消化することができます。
一方で、保険料や携帯料金の支払いに対する還元率は0.5%、電気・ガス・水道といった公共料金は0.2%とやや低めです。
この点はやや魅力に欠けるかもしれませんが、それを差し引いても非常にお得で、おすすめできるクレジットカードです。
私自身も、楽天カードをメインのクレジットカードとして利用しています。
\ ポイント還元率で選ぶならコレ! /
PayPayカード
ポイント還元率は通常1%で、貯まるのは「PayPayポイント」です。
PayPayは普及率が高く、スーパーマーケットやAmazonなど多くの店舗・サービスで利用可能なため、ポイントの使い道に困ることはほとんどありません。
さらに、Yahoo!ショッピングでの買い物では最大5%のポイント還元が得られるため、普段からYahoo!ショッピングを利用している方には特におすすめのカードです。
イオンカードセレクト
ポイント還元率は通常0.5%で、貯まるのは「WAON POINT」です。
還元率自体はやや低めのため、メインカードとしてはあまりおすすめできませんが、毎月20日・30日にイオンやマックスバリュでの買い物が5%オフになるのが魅力です。
洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品を、この5%オフの日にまとめ買いするのがおすすめで、筆者も実践しています。
MUJI Card
ポイント還元率は通常0.5%で、貯まるのはセゾンの「永久不滅ポイント」です。
還元率自体はやや低めのため、メインカードとしてはあまりおすすめできませんが、新規入会するだけでMUJIショッピングポイント1,000ポイントがもらえるのが魅力です。
さらに、2年目以降は毎年2回、各500ポイント(計1,000ポイント)のMUJIショッピングポイントが付与されます。
また、誕生月に無印良品の店舗でカードを利用すると、追加で500ポイントを獲得することも可能です。
無印でよくお買い物をされる方にとっては、毎年自動的に1,000円分の買い物が実質無料になるため、とてもお得なカードと言えるでしょう。
注意点としては、年会費を無料にするには国際ブランドをVisaに指定する必要があること、さらに1年間カードを利用しないと1,650円の手数料が発生してしまう点です。
その他のクレジットカードについて
リクルートカード
ポイント還元率は通常1.2%と比較的高めですが、貯まるのは「リクルートポイント」です。
リクルートポイントは、Hot PepperグルメやHot Pepper Beautyなどのサービスで利用できます。
ただし、外食や美容サービスは元々の価格が割高な傾向があるため、筆者としてはおすすめしません。
au PAY カード
ポイント還元率は通常1%で、貯まるのは「Pontaポイント」です。
Pontaポイントはau PAYにチャージして、さまざまな店舗やオンラインサービスでの支払いに使えます。
ただし、au PAY自体の普及率はPayPayなどと比べると低いため、特別な理由がない限りは、筆者としてはau PAYカードもおすすめしません。
dカード
ポイント還元率は通常1%で、貯まるのは「dポイント」です。
dポイントはAmazonで1ポイント=1円として利用できます。
また、dカード特約店として、スターバックスカードの購入で3%還元、JALの利用で2%還元といった特典もあります。
しかし、スタバやJAL自体が割高であるため、FIREを目指す方にとってはあまり魅力的とは言えません。
コーヒーは自宅で楽しみ、旅行もLCCを含めてコスパの良い選択肢を検討しましょう。
JCBカード W
ポイント還元率は通常1%で、貯まるのは「Oki Dokiポイント」です。
Oki Dokiポイントは、カードの支払いへの充当やAmazonでの支払いに利用できます。
ただし、国際ブランドがJCBのみのため、海外旅行では使える機会がかなり限られる点はマイナスです。
海外旅行や海外通販をよく利用する方にはおすすめできません。
また40歳を超えてからカードを作成すると、年会費がかかってしまう点も注意しましょう。
クレジットカードとの向き合い方
クレジットカードでのポイ活は、FIREを目指すうえでの“補助輪”として活用しましょう。
あくまでも優先すべきは、固定費の削減をはじめとした節約・倹約です。
そのうえで必要な支出に関しては、クレジットカードで支払い、ポイントを受け取るようにしましょう。
ポイントを貯めるために不要なサービスを利用するのは本末転倒なので、やめましょう。
リボ払いは毎月の支払額が一定になる一方で、利息や手数料の負担が大きく、元本がなかなか減りません。
その結果、完済までにかかる総支払額が膨らんでしまうため、絶対に利用しないようにしましょう。
また、ポイントを最大限に貯めようと、大量のクレジットカードを作り、店舗やサービスごとに使い分けることもおすすめしません。
そういった作業に時間や労力をかけるくらいであれば、本業や副業にリソースを投じたほうが、はるかに稼げる可能性が高いからです。
メインカード1枚と、サブカードを数枚程度にとどめるのが妥当でしょう。
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