今回は、FIRE達成に向けて日々倹約や投資に励んできた筆者のリアルな資産状況(2025年8月末時点)を公開します。
この記事があなたの資産形成のモチベーションアップや、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
さらに、これまで経験した投資の後悔についても正直に語りますので、私の失敗談が、あなたの資産形成の参考になれば幸いです。
2025年8月末時点の資産状況と達成率

現在の総資産:61,976,416円
FIRE後の想定年間支出からざっくり算出した目標金額は1億886万8,000円なので、達成率は57%です。
ついに目標の半分以上を達成することができました!
地道に倹約と投資を続けてきた甲斐があったなと実感しています。
ただし、現在の円安によって資産の評価額が高くなっている部分も大きいので、決して気を緩めることなく、これからも堅実に貯蓄、投資、そして副業に取り組んでいきたいと考えています。
ポートフォリオ公開
資産の内訳は以下のとおりです。

金額 | |
---|---|
現金 | ¥11,266,481 |
投資信託(S&P500、全世界) | ¥38,006,301 |
海外株式 | ¥8,312,594 |
国内株式 | ¥4,391,040 |
合計 | ¥61,976,416 |
現金
現在、現金が約1,100万円あります。
今は円安で外国株は割高に感じますが、複利の効果を最大限に生かすため、できるだけ早めに投資に回す予定です。
投資においては節税効果の高い制度を優先するのが鉄則。
まずは新NISAの非課税保有限度額1,800万円を最大限に活用すべく、口座を開設でき次第、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などの銘柄を毎月30万円ずつ、年間360万円の上限まで積み立てていく予定です。

現金を貯めすぎてしまった(汗)
新NISAへの全力投資を始めます!
投資信託(S&P500、全世界株式)
確定拠出年金
夫婦合わせた確定拠出年金の合計評価額は、現在約800万円です。
内訳は、国内株式インデックスファンドが約160万円、外国株式インデックスファンドが約640万円で構成されています。
私が20代で企業型DCを始めた頃は、確定拠出年金についてあまり詳しくなく、投資できる枠をすべて使い切るのが良いと思い、毎月上限額を積み立てていました。
しかし、60歳時点での資産額が退職所得控除額(最大2,060万円)を大きく超えないようにすることが、確定拠出年金(iDeCoや企業型DC)の節税メリットを最大限に活かすためには理想的です。
その点、私は序盤に投資しすぎてしまったと感じています。
そのため、現在は掛け金を最小の月1,000円に抑え、様子を見ています。



若いうちに積極的に積み立ててしまったことを後悔。。。
皆さんも今のペースで確定拠出年金を積み立てて大丈夫か確認してみては???
確定拠出年金(iDeCoや企業型DC)の退職所得控除の詳細や、理想的な月々の投資額の考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。


NISA
評価額は約900万円、利回りは約50%で、eMAXIS Slim 全世界株式が主な投資先となっています。
特定口座
確定拠出年金やNISAとは別に、特定口座でS&P500インデックスファンドとeMAXIS Slim 全世界株式を保有しており、それぞれの評価額は以下の通りです。
S&P500…約1600百万円
全世界株…約330百万円
円安の影響もあり、現時点で約80%の利回りとなっています。
今後円高局面になれば一気に目減りするリスクもあるため、投資だけでなく副業収入を増やす活動も継続する必要があると考えています。
株式等
米国ETF
VIGやSPYDなど、いわゆる米国高配当ETFをいくつか保有しており、評価額は約800万円です。
こちらも全世界株と同様に、円安の影響で約80%の利回りとなっています。
ETFはインデックスファンドなどの投資信託と異なり、配当金を受け取ることができるのですが、それは配当金が自動的に再投資されないことを意味します。
資産を早く増やすためには、投資と再投資を繰り返し、複利の力を使い、雪だるま式に資産を増やすのが鉄則です。
その点から、ETFではなくインデックスファンドを買っておけばよかったと少し後悔しています。
とはいえ、現状は高い利回りであり、売却して税金を取られるのも嫌なので、売却の予定はありません。



シンプルかつ王道は米国や全世界株式へのインデックス投資一択です。
特にこだわりのない方は、無理してETFに手を出す必要はないでしょう。
日本個別株
外国株一本では為替リスクをもろに受けてしまうため、商社株など日本の個別株も所有しています。
評価額は約330万円で、利回りは約110%です。
コロナ禍の株安期に一気に購入したため、利回りが大きく伸びています。
ポートフォリオ全体に占める割合が約5%と少なくなってきたので、頃合いを見て買い増しを検討しています。



あくまでも最優先は米国や全世界株式へのインデックス投資です。
為替リスクへの向き合い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。


持株会
持株会とは、勤めている企業の株式を奨励金などのサポートつきで積み立てる制度です。
評価額は約110万円で、利回りは約200%と高い結果となっています。
私は20代の頃から数千円を毎月積み立ててきましたが、以下の理由から、利用することをおすすめしません。
- 流動性に欠ける:売買タイミングに制限がある。現金化したいときにすぐにできない。
- リスク分散にならない:勤めている企業の業績が悪化した場合、給料と資産の両方が減る可能性がある。
持株会の脱退にはいくつか条件があり、すぐにやめることは難しいため、現在は掛け金を最小額に抑えています。



奨励金など魅力的な部分もありますが、勤め先の企業の株を購入することはリスク分散の観点からはおすすめできません。
また自分の好きなタイミングで売買できないのもネックです。
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